タイの世界遺産

タイ
この記事は約2分で読めます。

タイには3つの文化遺産・3つの自然遺産の合計5つの世界遺産があります。

そのほとんどが1991・1992年に登録され、
2000年以降は2005年登録の1つだけの登録にとどまっています。

アユタヤと周辺の歴史地区

登録年 1991年 登録基準(ⅲ)

アユタヤには、「平和な都」という意味があり、タイ北部に位置しています。

タイ4大王朝の一つである、アユタヤ王朝(1351〜1767年)の都として繁栄しました。

朱印船貿易の相手だった日本人の町には1,500人以上が居住していました。

歴代の王たちは仏教を信仰しており、多くの仏像やチェディ(仏塔)、寺院が築かれました。

クメールやスコータイの要素を融合したプラ・プラーン様式の遺跡が残されています。

スコータイと周辺の歴史地区

登録年 1991年 登録基準(ⅰ)、(ⅲ)

バンコクから約440km、チェンマイから約300kmの所にあり、地名は「幸福の夜明け」を
意味しています。

13世紀前半にクメール族に代わって台頭したタイ族初の統一国家の都です。

スコータイ朝は、ラームカムヘーン王の時に最盛期を迎えました。

ワット・マハータートは歴史公園内最大で、境内に様々な仏塔や礼拝堂がありました。

トゥンヤイ-ファイ・カ・ケン野生生物保護区

登録年 1991年 登録基準(ⅶ)、(ⅸ)、(ⅹ)

ミャンマーとの国境付近にある、インドシナ半島最大の森林地帯であるとともに、
東南アジア最大級の動物保護区です。

トゥンヤイ保護区と、ファイ・カ・ケン保護区が登録範囲です。

インドゾウなど希少種を含む、東南アジアに生息する哺乳類120種が見られます。

バンチェンの考古遺跡

登録年 1992年 登録基準(ⅲ)

タイ北東部のコラート高原の一帯にある考古遺跡です。

世界史上でも比較的早期に稲作が行われていたことがわかっています。

国陶、文様陶器、彩色陶器という3つの時代に分けられる稲作・農耕文化を持ちます。

1966年に紐で模様をつけた彩文土器が発見されたことで発掘が本格化しました。

ドン・パヤーイェン-カオ・ヤイの森林群

登録年 2005年 登録基準(ⅹ)

4つの国立公園と、1つの保護区からなり、タイ東部にあります。

北側にはメコン側に通じる支流が流れています。

モンスーン気候の熱帯雨林には、テナガザルをはじめ800種以上の動物が生息しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました