UAE アラブ首長国連邦の世界遺産

アラブ首長国連邦
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UAE(アラブ首長国連邦)といえば、どんなことを思い浮かべるでしょうか。ドバイには数年前に海外旅行の乗り継ぎの都合で、一日だけ滞在したことがありました。その時私は以下のようなイメージしか持っていませんでした。

 

ドバイのイメージといえば‥

    石油や天然ガスなどの資源が豊富なためお金持ちが多い
    国民の約8割が移民のため、多国籍な国
    とても熱い国で、国土のうち大部分を砂漠が占めてそう

 

世界遺産の勉強をしていく上で、歴史を知っているかとそうでないかはとても重要だと考えています。残念ながら私は学生の頃にきちんと歴史の勉強していなかったこともあるせいか、どのように建国されたなどのことが全くの無知の状態でした。

歴史があればあるほど、その土地の世界文化遺産は多くなる。だからイタリアや中国にはたくさんの世界文化遺産があります。歴史があっても建造物の状態が良くなかったり、跡形もなくなっている場合は登録されることもないかと思いますが。

それを踏まえて2021年5月現在、UAEにはどのくらいの世界文化遺産があるのか調べてみました。1件のみヒットしました。それが、『アル・アインの文化的遺跡群』です。

アル・アインの文化的遺跡群 (ハフィート、ヒリ、ビダ・ビント・サウードとオアシス群)

Cultural Sites of Al Ain (Hafit, Hili, Bidaa Bint Saud and Oases Areas)

登録年 2011年 登録基準(ⅲ)、(ⅳ)、(ⅴ)

 

 

アル・アインはUAE初の世界遺産

アル・アインは、オマーンとの国境に位置しています。UAEのなかでアブダビについで二番目に大きな町でありながら、荒野に標高1,200mのハフィート山があったり、ナツメヤシが茂るオアシスがあったりと、昔ながらのアラブを体感できる場所のようです。

そんな町の中には、『アル・アイン・パレス・ミュージアム』、『アル・アイン・オアシス』、『アル・アイン動物園』などの観光できるところがあり、リゾートホテルでも1万円台で宿泊できそうなのでいつか行ってみたい場所のひとつになりました。

国際空港のあるアブダビ(エティハド航空)や、ドバイ(エミレーツ航空)からだとバスが出ているようです。

そんなアル・アインの世界文化遺産は、人類の軌跡を知るための重要な場所でした。新石器時代の狩猟採集から農業へ、生活の拠点が定住化していく様子を示す遺跡が発見されているとのことです。紀元前2,500年頃(青銅器時代)の遺構とされる集落跡には、住宅などが確認されているようです。

構成の中のヒリには、鉄器時代のものと見られる灌漑施設アフラージュの跡が発見されており、アラブ地域において最古の一つであるようです。砂漠地帯に住む当時の人たちにとって、灌漑システムはとても大切なものだったんですね。

 

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