ミャンマーにはふたつの世界文化遺産がある
ミャンマーは世界遺産条約締約国です。2021年現在、自然遺産こそないものの、ふたつの文化遺産があります。現在でも仏教徒が全国民の大半を占めており、どちらにも仏教にまつわる建造物があります。
ピュー族の古代都市群
登録年 2014年 登録基準(ⅱ)、(ⅲ)、(ⅳ)
イラワジ川流域の乾燥した盆地にあり、ハリン、ベイッタノ、シュリ・クシェートラの3つの都市遺跡で構成されています。紀元前200年頃から9世紀までの1,000年以上繁栄したピュー族の都市遺跡群です。遺跡には、城塞や仏教のストゥーパ(仏塔)、水利システムが含まれいます。水利システムは現在も使用されているようです。
ミャンマー初の世界遺産です。建造物の画像を見てみると、ベトナムのミーソン遺跡や、カンボジアのアンコール・トムに近いようなレンガ造りの建造物のようです。
バガン(パガン)
登録年 2019年 登録基準(ⅲ)、(ⅳ)、(ⅵ)
カンボジアのアンコール遺跡、インドネシアのボロブドゥール遺跡とならんで、世界三大仏教遺跡のひとつに数えられています。11〜13世紀、ビルマ族のミャンマー初の王朝であるバガン朝の都でした。バガンは上座部仏教の功徳を得るための文化的伝統を示しており、仏教が政治をコントロールするための装置となったことも表しています。
仏教が伝わると仏塔(パゴダ)が築かれはじめて、バガンには約3,000の仏塔があるそうです。一説には建設費用をかけすぎて国力が衰えたともいわれています。観光するなら1日ではまわりきれないため、宿泊をして滞在してみたいものです。そうすれば夜のライトアップも楽しむことができそうです。
ミャンマー基礎データ
面積
68万平方キロメートル(日本の約1.8倍)
人口
5,141万人(2014年9月)
首都
ネーピードー
宗教
仏教(90%)、キリスト教、イスラム教等
※外務省ホームページより引用
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